テニスのウィンブルドン選手権の試合で、見かける「ボールパーソン」
試合中はコートの端に立っていて、
コート上にボールが転がると、わずか5秒ほどで素早くボールを拾って出ていきます。
他にも、その役割は様々。
ボールを選手に渡したり、
タオルを渡したり、
ドリンクを渡したり、
雨の日は濡れたコートをタオルで拭いたりします。
さらには、コートに虫が入ってきた時に、選手の代わりに捕まえたりします。
そんなボールパーソンになるまでの道のりは険しいようです。
応募資格
・ウィンブルドン近郊の学校(毎日通うため)
・プレトレーニングで合格(テニス知識のテスト)
・校長先生の推薦が必要。
テスト
・筆記 → テニスのルールについて
・体力 → 走力や持久力(反復横跳び、短距離走、スクワットなど)
・技術 → 正確にボールを投げる & 転がす
トレーニング
1月:トレーニング開始(捕球練習、イメージトレーニングなど)
4月:週4日トレーニング
7月:ウィンブルドン開幕、学校は期間中、特別休暇(テストも受けなくていいとか)
選ばれし精鋭
ボールパーソンとして活動できるのは約250人。
さらに、何百とある試合中の活動を見られて24人に絞られる。
ウィンブルドンの決勝のセンターコートでは6人、1時間交代で24人。
ウィンブルドンの試合の裏で活躍するボールパーソンは、選ばれし精鋭たちなのです。