薬のCMで「ピンポン」と鳴るのはなぜ?という話がありました。
例えば、広瀬すずさんが出演しているコンタックのCMを見てみると、
いちばん最後に、短く「ピンポン」と音が鳴っています。
このように、薬のCMには大抵このような音が入っています。
実はこの音、製薬会社のルールで決められているのです。
「一般用医薬品等の広告自主申し合わせ」の書類を見てみると、
「医薬品の使用上の注意をよく読んでお使い下さい」といった内容を表示する際に、
「視聴者の注意を喚起するような音声等も併用する」とありました。
ただ、「ピンポン」を推奨する記載はありません。
ピンポンといえば、家のインターホンの音、
他にも、救急車のサイレンの「ピーポー」などのように、気づいてもらう報知音は、ほとんど2音でできている。
中でも、ピンポンは、音の低域では聞き心地がよく、高域の聞こえやすい帯域の部分も残っている。
似たような音で、駅の構内で鳴る「ピーン、ポーン」は、視覚障害がある方にトイレや階段の位置を知らせるための音となっている。ちなみに、これは世界規格の音です。
このように、「ピンポン」という音が鳴ることで、薬の一番大事な情報は、必ず目にするようにできているということです。