右はオス、左はメスの珍しい鳥が発見されたという話:とくダネ!【2019/02/06】

右半身がオスで、左半身がメスという珍しい鳥が発見されて話題になっています。

赤と灰褐色の2色の鳥。

その名は、「ショウジョウコウカンチョウ(英名:Cardinal)」。

この鳥は、メジャーリーグの「セントルイス・カージナルス」のユニホームにも写っているほどアメリカでは身近な鳥です。

体調は約20cm 〜 22cmで、アメリカやメキシコに生息しています。

今回、アメリカのペンシルベニア州で発見されたこの鳥、

右半身が「赤色」、左半身が「灰褐色」の2色に分かれています。

実は、発見されたこの鳥は、珍しい「雌雄モザイク」なのです。

雌雄モザイクとは、メスとオスそれぞれの特徴を併せ持つこと。

この鳥の雌雄の特徴を見てみると、

オスは「赤色」、メスは「灰褐色」になっています。

様々な動物で存在する、この雌雄モザイクが生まれる確率は、約1万分の1。

オスとメスの外見が大きく異なる種でしか気づかれません。

なぜこのような鳥が生まれてきたのでしょうか?

鳥というのは、通常、精子の染色体「Z」と、卵子の染色体「Z」or「W」の組み合わせで、「ZZ」がオス、「ZW」がメスとして性別が決まります。

しかし、今回の場合、卵子に「Z」と「W」の2つの染色体が存在し、同時に受精して生まれたということです。

他にも、雌雄モザイクの例としては、

東南アジアに生息する、オナシシロオビアゲハや、

日本に生息する、ノコギリクワガタなどが有名です。