この「バンドネオン」という楽器。「アコーディオン」に似ています。
( ← 左:バンドネオン | 右:アコーディオン → )
しかし、この2つは互換性のない全く異なる楽器。
バンドネオンが、どのような楽器かと言うと、中にハーモニカのようなものが入っていて、そこに空気を送り込んで音を出しています。
そんな、バンドネオンは、横にあるボタンを押して、音を出します。
そのボタン配置は規則性がなくバラバラで、悪魔の楽器とも言われる由縁にもなっています。
演奏者は、このボタンの配置をパソコンのキーボードの並びのように、感覚で覚えるといいます。
このボタンは、左手と右手で、配置も数も違います。
さらに、↓このように、引いて広げる時と、
↓このように、押して縮める時とで、
同じボタンでも、音は変わります。
例えば、
【引】ド → 【押】ファ
【引】レ → 【押】ミ
など。
これをパソコンのキーボードで例えると、【引】は「ローマ字変換」、【押】は「かな変換」のような感じだといいます。
しかし、右手にある3つの「ファ」は、押しても引いても音が変わらないそうです。
このバンドネオン演奏でよく聞く曲には、昔流行った「ランバダ」があります。