同じ種類のチーズでも色が違う理由:かがくdeムチャミタス!【2019/04/14】

ここに、黄色と白色とで、色の違うチーズがあります。

しかし、これらは全部同じチェダーチーズです。

同じ種類のチーズなのに、いったいなぜ色が違うのでしょうか?

チーズは牛乳から作られていますが、

実は、その牛が食べる牧草が「生の草」か「干し草」かで、ぜんぜん違ってくるのです。

放牧で育てられる牛は、主に「生の草」を食べる。

生の草には「カロテン」という成分が多く含まれるので、牛乳の色が黄色くなる。

一方、牛舎の牛は「干し草」を食べる。

干し草は、生の草と比べて「カロテン」が少ないので、牛乳の色は白くなる。

このように、牛が食べるエサのカロテンの量で、チーズの色も変化するのです。