なぜ桜は散る姿が美しく見えるのか?という話がありました。
人の身長くらいの高さから地面まで、桜と梅で、花びらの落ちる時間を計ってみると、
平均時間は約1.1秒ほどと、どちらもそれほど変わりませんでした。
しかし、落ち方を見てみると、梅は2回とほぼ回転しないのに対して、桜は26回も回転していました。
なぜ桜の花びらはこんなに回転するのでしょうか?
花びらの形を見てみると、梅が丸っぽい(正方形)のに対して、桜は楕円形(長方形)になっています。
正方形と長方形の紙を用意して、先ほどのように落下の検証をしてみると、
正方形はあまり回転せず落ちていくのに対し、長方形は素早く何度も回転しながら落ちていきました。
桜の花びらが回転して落下するとき、私たちの視線に対して、花びらの表面が見えていれば白やピンク色に見え、横向きなっていれば一瞬消えたように見える。
この見え方が交互におきていて、チラチラ回転しながら花びらが落ちるので、桜の散る姿が綺麗に見えるということでした。