爪を見れば健康状態がわかる!?という話:この差って何ですか?【2019/08/06】

手の爪を見ただけで、体の健康状態がある程度わかるという話です。

爪は体の窓と呼ばれていて、健康状態を表すサインが出やすい場所だそうです。

最近では、爪専門のクリニックもあるのだとか。

特に相談に訪れることが多いのが、

以下の6つの爪の形や色の悩み。

【1】縦線

爪に縦線が入っていると、栄養不足ではと心配する方が多い。

しかし、実は「加齢」が原因。

爪というのは、そもそも爪母というところで作られる。

この爪母はデコボコしている。

そのため、爪が伸びる時に誰でも縦線が入る。

ところが、この爪母のデコボコは、加齢とともに深くなるので、爪に出る線も深く目立つものになってしまう。

【2】横線

爪の横線は、過度なストレスが原因。

精神的なストレスや、肉体的なストレスを受けた時、爪の周りの血流が悪くなる。

すると、一時的に爪を作る働きが弱くなる。

ストレスがかかった時に作られた爪が薄くなってしまう。

その薄くなった部分が横線として爪に現れてくる。

爪は1日に約0.1mm伸びる(1ヵ月で約3mmくらい)

例えば、爪元から5mmくらいの位置に横線があった場合、2か月くらい前に強いストレスを受けた可能性がある。

【3】二枚爪

爪の二枚爪は、たんぱく質の不足によるもの。

そもそも、爪の主な成分はたんぱく質で、3層の構造になっている。

たんぱく質が十分摂れている時はこの3層がピッタリくっついているが、

不足してくると、層にすき間ができてもろくなり、二枚爪になってしまうことがある。

【4】反っている

爪がそっているときは、鉄分不足の可能性がある。

爪の強度を保つためには鉄分が必要。

鉄分が不足して爪の強度が弱いと、外からの力に爪が耐えきれずに反ってしまう。

【5】下の白い部分がない

爪の下の白い部分は「爪半月」と呼ばれる。

これがなくても全く問題はない。

そもそも、爪半月とは、爪母から生まれたばかりの出来たての爪で、水分を多く含んでいるため白く見える。

そして、この爪母の位置は人によって違うため、爪半月がある人とない人がいる。

つまり、爪母の位置が指先に近ければ、爪半月が大きく見え、遠ければ爪半月が小さく見える。

【6】黒い点

この黒い点は、内出血。

これがあるとガンじゃないかと思う人も多い。

しかし、爪にガンが現れる人は100万人に1人くらいとすごく稀なケース。

この内出血の場合は、全く心配ない。

爪 基礎から臨床まで 改訂第2版

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  • 作者: 東禹彦
  • 出版社/メーカー: 金原出版
  • 発売日: 2016/06/13
  • メディア: 単行本