手の爪を見ただけで、体の健康状態がある程度わかるという話です。
爪は体の窓と呼ばれていて、健康状態を表すサインが出やすい場所だそうです。
最近では、爪専門のクリニックもあるのだとか。
特に相談に訪れることが多いのが、
以下の6つの爪の形や色の悩み。
【1】縦線
爪に縦線が入っていると、栄養不足ではと心配する方が多い。
しかし、実は「加齢」が原因。
爪というのは、そもそも爪母というところで作られる。
この爪母はデコボコしている。
そのため、爪が伸びる時に誰でも縦線が入る。
ところが、この爪母のデコボコは、加齢とともに深くなるので、爪に出る線も深く目立つものになってしまう。
【2】横線
爪の横線は、過度なストレスが原因。
精神的なストレスや、肉体的なストレスを受けた時、爪の周りの血流が悪くなる。
すると、一時的に爪を作る働きが弱くなる。
ストレスがかかった時に作られた爪が薄くなってしまう。
その薄くなった部分が横線として爪に現れてくる。
爪は1日に約0.1mm伸びる(1ヵ月で約3mmくらい)
例えば、爪元から5mmくらいの位置に横線があった場合、2か月くらい前に強いストレスを受けた可能性がある。
【3】二枚爪
爪の二枚爪は、たんぱく質の不足によるもの。
そもそも、爪の主な成分はたんぱく質で、3層の構造になっている。
たんぱく質が十分摂れている時はこの3層がピッタリくっついているが、
不足してくると、層にすき間ができてもろくなり、二枚爪になってしまうことがある。
【4】反っている
爪がそっているときは、鉄分不足の可能性がある。
爪の強度を保つためには鉄分が必要。
鉄分が不足して爪の強度が弱いと、外からの力に爪が耐えきれずに反ってしまう。
【5】下の白い部分がない
爪の下の白い部分は「爪半月」と呼ばれる。
これがなくても全く問題はない。
そもそも、爪半月とは、爪母から生まれたばかりの出来たての爪で、水分を多く含んでいるため白く見える。
そして、この爪母の位置は人によって違うため、爪半月がある人とない人がいる。
つまり、爪母の位置が指先に近ければ、爪半月が大きく見え、遠ければ爪半月が小さく見える。
【6】黒い点
この黒い点は、内出血。
これがあるとガンじゃないかと思う人も多い。
しかし、爪にガンが現れる人は100万人に1人くらいとすごく稀なケース。
この内出血の場合は、全く心配ない。