キリンの首の重さは、約200kgもあります。
普通に考えると肩がこりそうですが、そうはならないようです。
その秘密は歩き方にある。
例えば、一般的な動物でシマウマの場合、
左右の前足・後脚を交互に出して歩く。
一方、キリンの場合、
片側の前脚・後脚を同時に出して歩く。
このような歩き方を「側対歩」という。
側対歩は、一般の歩き方に比べて、上下運動が少ない。
こうして主に首の負担を減らし、肩もこらずにいられる。
ちなみに、この上下運動の少なさを利用しているのが、流鏑馬(やぶさめ)などで知られる「古式馬術」。
馬を側対歩になるように調教されていたりもする。