個人の偏ったこわだり「ビリーフシステム」の話:ビーバップハイヒール【2019/12/05】

「周りの人の振る舞いにイライラしてしんどい」。

そういう時は、「ビリーフシステム」を意識するとよい。

人はそれぞれ必ず独自の価値観で物事の良し悪しを判断しながら生きている。

その中でも核となる最大の価値観基準を「ビリーフシステム」と呼ぶ。

ビリーフシステムとは、個人が持つ最大の価値と評価の基準で、主に親からの教育や環境によって、幼少期に作られる。

例えば、親から厳しく「時間は守りなさい」と教え込まれた人は、その価値基準から外れた時間にルーズな人に対し、無意識に嫌悪感を抱くようになる。

このビリーフシステム自体に善悪をつけるのは無意味。

・ゴミは必ずゴミ箱に捨てる

・何があっても約束を守る

・絶対に弱音を吐かない

など、一見よいと思われる行為でも、それは個人の偏ったこだわりともいえる。

自分のビリーフシステムにとらわれすぎることで、人間関係を崩してしまう危険性もある。

なので、イライラした時は、「ああ、あの人は今、私のビリーフシステムに引っ掛かっているな」と、自分と他人を切り離して考えると、敵意や悲しみを覚えるストレスが減る。

ビリーフシステムを把握しておけば、無用なイライラがなくなり、他人に寛大になり、生きやすくなる。

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