大学センター試験痴漢の話:あさチャン!【2020/01/17】

今後の人生を左右する日でもある大学センター試験

今年(2020年)は、全国で56万人が受験するといいます。

そんな中、その受験生を狙った卑劣な投稿が今SNSに相次いでいる。

それが「センター試験痴漢」。

・大学入試の日の電車で痴漢しまくるぞ
・センター試験当日は痴漢チャンスデー

など。

その投稿者の1人によると、

センター試験の受験生は痴漢の被害に遭ったとしても急いでいるので、警察に相談することはできないと考えました。この日なら捕まることなく痴漢ができると思いました。

とのこと。

試験への遅刻を懸念し、被害を訴えないのではないか、というのです。

以前、実際に被害に遭った女性によると、

試験の開始時間に遅れられないプレッシャーの方が大きかったので駅員さんとか警察にその場で届けることは何もしないで直接大学の方に向かいました。朝に被害に遭ったというのがずっと頭のどこかに残ってしまって、問題を解きながらも思い出したり、かなり集中が阻害されたし、自分の持てる力の全力が出し切ることができなかった。

とのこと。

そんな中、都内のベンチャー企業が痴漢被害撲滅に向け新たなアプリを開発していました。

それが「痴漢レーダー」。

痴漢レーダー / 被害に遭った時、見かけた時、簡単に登録

痴漢レーダー / 被害に遭った時、見かけた時、簡単に登録

  • 株式会社キュカ
  • ナビゲーション
  • 無料

被害に遭った人が「痴漢」「つきまとい」いずれかの項目を選択すると、スマホに着信画面とともに音声が流れ、電話で被害を訴えているように装うことが可能です。

さらに、同じ電車に乗っている人に対して痴漢被害が起きていることを通知する機能も追加( ※ 同アプリをダウンロードしている人のみ)。

その他にも、ハッシュタグ #withyellow運動 といって、

黄色を身に付け「痴漢から学生を助ける」という意思表示になる運動をしていこうという取り組み。

痴漢する側から見ると黄色を身に付けている人を見たら監視されているなという「抑止力」、学生側からすると見守ってくれているという「安心感」につながる。

痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学

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