政府がオランダの使用を廃止したという話:とくダネ!【2020/01/21】

チューリップ畑や風車で日本人にもなじみの深い「オランダ」。

これまで、オランダの英語名は「ホランド」「ネザーランド」の2つが使われていたが、

先日、オランダ政府は1月から国名の通称「ホランド」の使用を廃止すると発表。

オランダの語源「Holland」とは、

12の州のうち2つ(「北ホランド州」「南ホランド州」)を指す名称。

私たちが普段言っている「オランダ」は、このホランドの地名のポルトガル語読みが由来になっている。

国名は、「Netherlands」。

なぜ「Holland」を廃止するのか?

オランダ政府はその理由を公式発表していないが、

海外メディアによると、

日本でも懸念されるオーバーツーリズム(観光公害)の問題があった。

・地元住民が公共交通に乗れない。

・混みすぎて世界遺産までたどり着けない。

・家賃の高騰

など。

オランダの海外からの旅行者数を見てみると、2017年には、年間で約1800万人が訪れている。

オランダ政府観光局によると、

・過密する都市や観光地の積極的な宣伝をやめる。

・観光客の地方分散を促進する。

としている。

図説 オランダの歴史 改訂新版 (ふくろうの本)

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