チューリップ畑や風車で日本人にもなじみの深い「オランダ」。
これまで、オランダの英語名は「ホランド」「ネザーランド」の2つが使われていたが、
先日、オランダ政府は1月から国名の通称「ホランド」の使用を廃止すると発表。
オランダの語源「Holland」とは、
12の州のうち2つ(「北ホランド州」「南ホランド州」)を指す名称。
私たちが普段言っている「オランダ」は、このホランドの地名のポルトガル語読みが由来になっている。
国名は、「Netherlands」。
なぜ「Holland」を廃止するのか?
オランダ政府はその理由を公式発表していないが、
海外メディアによると、
日本でも懸念されるオーバーツーリズム(観光公害)の問題があった。
・地元住民が公共交通に乗れない。
・混みすぎて世界遺産までたどり着けない。
・家賃の高騰
など。
オランダの海外からの旅行者数を見てみると、2017年には、年間で約1800万人が訪れている。
オランダ政府観光局によると、
・過密する都市や観光地の積極的な宣伝をやめる。
・観光客の地方分散を促進する。
としている。

- 作者:佐藤 弘幸
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2019/05/09
- メディア: 単行本