かけがえのない命・家族・財産、そして大切な思い出まで燃やし尽くしてしまう「火災」。
最新のデータによると、
平成30年の日本の年間出火件数は、約4万件(3万9373件)。
1日当たり108件。
13分に1件の割合で火事が起きている。
こうした火災による被害を最小限に食い止めるのが、
消火器による初期消火。
自分の家には消火器があるから安心、そう思っている人も多い。
だが実際には、火災が起きた時に初期消火ができたのはわずか24%。
火災発生時の対応 ランキング
1位 初期消火なし 36.3%
2位 消火器を使用 19.6%
3位 簡易消火器具 4.3%
約36%の人が、何もできないまま逃げてしまったという。
その大きな理由は火や煙に驚き、パニックになってしまったこと。
こうした事態を受け誰でも簡単に初期消火ができるよようにと作られたのが、「投げ消すサミット119エコ」というボトル。
これを火元に投げ入れるだけで、なんと数秒で火を消すことができる。
まず、飛び散った消化液が燃えているものを冷やす。
そして、消化液から発生するガスで酸素を遮断して、火を消し止める。
他にも最近では、女性や子どもでも扱いやすいスプレー型や小型の消化器も普及。
被害を最小限に食い止める消化技術は日々進化を続けている。