口の中から変な塊が出てきた!「ニオイ玉」の話:おはよう朝日です【2020/03/12】

口の中から白っぽい塊が出てきたことはないでしょうか?

これは、通称「ニオイ玉」と呼ばれるもの。

正式名称は、「膿栓(のうせん)」。

「うがい」や「せき」をした時に出てくる。

これは病気ではありません。

喉の両脇にある扁桃腺の断面を見ると、深いくぼみがたくさんある。

この中で白血球が、侵入してきたウイルスと戦っている。

戦った白血球の死骸は本来、外に流れるが、

量が多いと詰まる。

こうして出口を塞いでいると、くぼみの中は空気がない状態。

そこに嫌気性細菌がガスを発生させるので、ニオイの原因になる。

とれた「膿栓」や、くぼみの中から出てくるガスは臭く、硫黄のようなニオイがする。

膿栓は耳垢と同じで、誰にでもできるもの。

勝手に出てくるものなので、もし、口臭が気にならず不快でなければ、取る必要はない。

ニオイ玉ができやすい人

・唾液が減っている人

・喫煙者

・早食いの人

など。

予防法

・口を開けてたくさん酸素を取り入れる。

・梅干しなど酸っぱいものを食べる

・食べものをよく噛む。

・うがいをする

口臭が気になる人の中には、病院でニオイ玉を取り出してもらう人もいるそうです。