電気を使わないケーブルカーの話:ピタゴラスイッチ【2020/04/04】

イギリスにあるケーブルカー。

山の斜面を上り下りする。

下の駅に着くと、

今度は、水を吐き出しながら、斜面を登っていく。

そして、上の駅に着くと、

今度は、乗り物に水を入れ始めた。


実は、水の重さだけで動くケーブルカーなのです。

その仕組みがこちら。

これから降りようとする上の車両に水を入れる。

一方これから登ろうとする下の車両は水を捨てる。

水が入って重くなった上の車両は水の重さで斜面を下りてくる。

2つの車両は、1本のケーブルで繋がっているため、

降りていく車両が、水を捨てて軽くなった車両を引っ張り上げることができる。

上る方からは水を抜き、下りる方には水を入れる。

電気などの力に頼らず、水の重さだけでケーブルカーを動かしている。