缶ジュースのフタの話:デザインあ【2020/04/04】

こちらは、昔の缶ジュースに付いていた、缶に穴を開ける道具。


缶に2つ穴を開けてコップに注いで飲む。

昔は缶ジュースを飲むのも大変だった。

その後、便利なプルタブが登場。

その頃は、フタを引っ張って開けていた。

しかし、このフタには問題があった。

取れたフタをそのままポイッと捨てる人がたくさん出てきて、

街が汚れて問題になった。

そこで、新しいカタチのプルタブが登場した。

これなら開けてもフタが取れない。

ちなみに、このフタの部分にはスゴイ秘密が隠されている。

右と左でカーブの形が違う。

これはなぜか?

もし、右と左で同じ形だと、フタを開ける時に力が分散してしまい、大きな力が必要になってしまう。

しかし、右と左で形が違うと、力は距離が近い方のカーブに伝わり、少しの力でもフタを開けることができる。しかも、フタは最後まで缶にくっついたままとなる。