アルコール度数が高いお酒を消毒用として売り出さない理由:ひるおび!【2020/04/10】

新型コロナウイルスで、マスクや消毒用アルコールの品薄状態が続くなか、

酒造会社の「菊水酒造」は、

本日(2020/04/10)、蒸留酒「アルコール77」を発売しました。

菊水酒造とは?・・・高知県安芸市にある江戸時代から続く老舗の酒造会社。主に日本酒や焼酎、リキュールやラム酒などを製造している。

容量は、500ml。価格は、1200円(税別)。

原材料は醸造アルコール(エタノール)と香料のみ。

アルコール度数は77%。 → 消毒用アルコールと同等。

しかし、

報道向けの資料には、

※当商品は消毒用アルコールと同等のアルコール分を含んでおりますが、消毒や除菌を目的に製造されたものではありません。

としている。

これはなぜか?

もし、消毒用として販売する場合、

「医薬品」と見なされ厚労省の承認が必要となり、許可申請から認可を受けるまでに時間がかかってしまう。

菊水酒造の社長によると、

少しでも早く販売できるようお酒として販売することにした。

とのこと。

厚労省は先月(2020年3月)から、

手指消毒用エタノールの供給が不足して、医療機関などにおいてやむを得ない場合に限り高濃度エタノール製品を代替品として認める。

という通知を出している。

エタノールの濃度は、原則70%〜83%などの規定がある。