なぜ人はお願いするとき上目使いするのか?という話:チコちゃんに叱られる!【2020/05/29】

なぜ人はお願いするとき上目使いするのか?という話がありました。

例えば、「今度の誕生日、高級ブランドのバッグ買ってほしいな」とお願いする彼女。

彼に対して、上目使いをしたりする。

この方が、かわいく見えたり、お願いが通りやすい。

これには、上目使いしたときの顔に秘密がある。

普通の顔と上目使いの顔を見比べてみると、

目が大きくなる、アゴが細くなる、顔のパーツが真ん中に集まる、体が小さく見える。

つまり、赤ちゃんの顔に近づく。

一般的な赤ちゃんの顔には、

丸顔、広いおでこ、大きな目、顔のパーツが中央に集まっている。

などの特徴がある。

これらの特徴を「ベビーシェマ」といい、上目使いはこの特徴に近づいている。

例えば、赤ちゃんや子どもを見ると、

守ってあげたい、助けてあげたいという「保護感情」といって、哺乳類全般に本能的に備わっている感情。

これにより、生まれてすぐ1人では生きられない赤ちゃんも、大人からの世話や保護を受けられる。

つまり、人は上目使いをして自分の印象を赤ちゃんに近づけることで、相手の保護感情を揺さぶり、本能的に自分に有利な状況を作り出している。