ゴムが伸び縮みするのはなぜ?という話がありました。
最近は、石油から作る合成ゴムが多いが、ゴムはもともとゴムの木から採取された白い樹液などを主な原料として作られていた。
このゴムの樹液からできたゴムを化学的に分析すると、
こちらのような基本構造をしている。
これが更にたくさんつながっている、これがゴムの分子。
1本が約100ナノメートル(1万分の1ミリメートル)。
電子顕微鏡でも見えないくらいの小ささ。
このゴムの分子は水の分子のように動き回る。
水の分子がどのようにうごいているかというと、
液体の水は固体である氷に比べて、決められた範囲の中で、分子が自由に動き回っている状態。
ゴムの分子も同じような性質で、グラフィック化したものがこちら。
輪ゴムが太くなったり、細くなったりできるのは、
例えば、ビーカーに入った水をメスシリンダーに入れ替えると、同じ容量にもかからわず細くなる。
ゴムを伸ばした時、これと同じことが起きている。