50年に1度ともいわれている「南九州豪雨」。
工場が流されたり、橋が崩落したりもしています。
そんな中、熊本県球磨村(くまむら)に住むある女性(78)は、
自宅の1階が浸水したため、夫と2人で2階に避難したそうです。
しかし、避難した自宅の2階もあっという間に浸水。
乗っていた畳ごと浮いて、天井に頭がぶつかるくらい水が来たという。
女性は、子どもに電話し、「もうダメみたい、天井についたから出られない」と伝え、死を覚悟した。
「駄目、諦めたらそれまでよ」と子どもに励まされた夫婦は、なんとか浸水した家から脱出できないかと考えた。
すると、救助の人が来た時のために開けていた2階の窓から脱出できた。
女性は、「2階の窓を開けていてよかった」と言っていた。