中東の国、イスラエル。その場所にある奇跡の湖「死海」。
由来は、魚類などの海洋生物が生息することが、ほぼ不可能なことからきている。
その理由は、塩分濃度にある。
海水の塩分濃度が約3%であるのに対し、死海の塩分濃度はその10倍の約30%。
実は、この死海。海抜がマイナス422メートルと、世界で最も低い湖であるため、水が外に流れていかない。
その割には降水量が少ないため、水の蒸発が降水量を上回り、高い塩分濃度が生まれた。
死海といえば、湖に浮かびながら新聞や本を読む光景が有名。
それも塩分濃度の高さから人を浮かせるほどの浮力が発生している。
以前、1000平方キロメートルはあった死海は、
水が少なくなって、600平方キロメートルになっている。
そして、2050年には完全に水が無くなるといわれている。
その死海には、「塩の島」が存在する。
ドローンの映像がこちら。
50年で30メートルも水面が低下したことで、姿を現した歩ける島。