風船が熱くなったり冷たくなったりする!という話:日本人の3割しか知らないこと【2020/07/09】

風船1つで、「熱さ」と「冷たさ」の両方を感じることができるそうです。

熱くする方法

縮んでいる風船を、

縮んだ風船

一瞬にして伸ばす。

風船を伸ばす

伸ばした状態で、鼻の下につける。

すると、熱く感じる。

この動作が、早ければ早いほど熱くなる。

冷たくする方法

逆に、伸ばした状態の風船を、

風船を伸ばす

一気に縮めて、

縮んだ風船

同じく鼻の下につける。

すると、今度は冷たく感じる。

もっと、冷たくするには、風船を引っ張った状態の両腕を、上下に動かす。

ガフジュール効果

これらは、ゴム特有の性質で、専門用語で「ガフジュール」という現象。

元々、伸び縮みするゴム。

風船

縮んでいる時は、分子がブルブルと震えている状態。

風船の分子

それを思いっきりピーンと張ると、分子の震えが止まり、エネルギーが余ってしまうので、熱を放出して熱くなる。

風船を伸ばす

ゴムを引っ張った状態では、分子の動きは止まっているが、ゴムを戻そうとすると、また周りから熱を奪ってくれるので冷たくなる。