遺跡発掘では、フリーズドライが大活躍している!という話です。
奈良文化財研究所にあったのは、フリーズドライの機械。
中から出てきたのは、
平城宮跡から出てきた「木簡」。
木の板に墨で文字が書かれたもので、1200年〜1300年前のもの。
しかし、なぜ木の板をフリーズドライに?
↓こちらは、フリーズドライに入れる前の木簡の写真。全然文字は読めない。
遺跡から出てくる木は、1200〜1300年間 土に埋もれていた木で、
内部がボロボロになり、パンパンに水が入った濡れている状態。スポンジのような感じ。
そのため、そのまま自然乾燥させてしまうと、大きく変形し、文字が読めなくなってしまう。
しかし、フリーズドライの技術を用いると、
木を変形させることなく、乾燥させることができる。