袋に入った洗濯物を洗濯機にそのまま入れて洗濯する。
そして、洗濯したあとに取り出すと、ビニール袋だけが無くなっていた。
実はこれ、お湯で溶けるビニール袋。
普通のビニールと溶けるビニールをお湯に浸けてみると、
溶けるビニールは、一瞬で溶けた。
溶けるビニールには、液体のりと同じ素材の樹脂を使用。
お湯に溶け出しても、体に害はなく、引っ張っても簡単には破れない。
主に病院で使われていて、患者が使ったシーツや枕カバーをこの袋に入れれば、直接触れずに洗濯できるので、二次感染予防になる。
しかし、なぜ水ではなく、お湯で溶けるようにしたのか?
この「水溶性ランドリーバッグ」を開発した三菱ケミカルの方によると、
シーツやリネン物は体液や血液が付いているケースがある。水で溶けるタイプだと穴が開いて中身が全部外に出てしまう。
医療現場の実情を踏まえ、60度ほどのお湯で完全に溶けるようにしたということです。