首筋で血を吸うヒル!上からくるか?下からくるか?:探偵ナイトスクープ【2020/07/24】

首筋で血を吸うヒルが、上からくるか?下からくるか?という話です。

依頼内容

先日、行きつけの居酒屋で飲んでいると、常連客のジョニーさんと口論になりました。口論の理由は山で急に現れた知らぬ間に血を吸うヒルの一種、ヤマビルの生態について。ジョニーさんは、首筋に張り付いて血を吸っているヤマビルは人間の足元から首を目指して上り、首に到着して血を吸っているというのです。私は『ヒルが足元から上ってくるのであれば、首筋に着く前に気付くはずなので、木や葉っぱの上から首筋に落ちてくるのでは?』と言うと、ジョニーさんは『下から上ってくる』の一点張り。お互い譲ることなく話は平行線です。首筋で血を吸っているヤマビルは、上から来るのか下から来るのか一緒に検証してください。

たむけん探偵「皆さんはどっちですか?イメージ」

他の探偵たち「上じゃない?上から落ちんじゃない?」

松本局長「全部がそうなんじゃないんじゃない?」

調査開始

依頼者がジョニーさんと呼んでいる方は、ヒルを研究していて、ヒルの予防スプレーも作っている、ヒルの専門家。

しかし、一応専門家でも信用ならないと依頼者は言う。

依頼者「山歩いてると時に僕もヒルにかまれたことあるんですけど、この辺(太もも辺り)に付いてるですよね、ここで血を吸えんのに、わざわざここ(首)まで上ってきて、吸う必要あるかっていうことなんですよね」

たむけん「僕も、その首に付くやつは上から落ちてくるやろうなと・・・、ヒルってそんな素早い感じじゃないじゃないですか、バババババッじゃないじゃないですか、あれがここ(首)までくるのに何時間かかって・・・」

そして、ジョニーこと西村さん登場(左側)。

ジョニーこと西村さん

ジョニーさん「ヒルはね、全部足元からこう上がってくるんで、足元にうちのスプレーをかけてあげると、ヒルが下がってくもんで、『ヒル下がりのジョニー(商品名)』」

たむけん「今もずっと下から上がってくるって」

依頼者「そうなんですよ、もうこの一点張りなんですよ」

ジョニーさん「初めはね、僕も降ってくるとおもってて、ビビりながらこうやって(上を向いて)やってたんですけど、ヒルを研究する仲間がおって、子ども達と一緒に学校の先生と一緒になって、もう10年ぐらい研究してるんですけど、その子達と一緒にヒルは木の上から絶対降ってこんっていう」

ジョニーさんは学校の先生と子ども達と研究をして、ヒルは上から落ちないという結論に。

たむけん「なんで、ほな、ここ(足)まで上がってくるんですか」

ジョニーさん「そら、たむけんさんみたいに、そんな素足でね、そんなんやったらそこで吸いまっせ。せやけど、長ズボンはいてたりとかするやないですか。そしたらどこやどこや、俺が血吸えるとことこやいうて、上がってって、あぁ、ここまできたかいうて、ここ(首)で吸うだけ。時々、足速いヤツおんねんって。キュキュキュキュって上ってくる」

たむけん「えっ?こんなスピードで上がってくるんすか」

ジョニーさん「ぐーっと上がってくる」

たむけん「いやいや、ない、ない、ない・・・」

ジョニーさん「首元まで1分ぐらいで上がってくる」

たむけん「ない、ない、ない・・・」

ジョニーさん「それ、ほな、もう、はっきりさせますよ。もうね、これをみんな、ヒルの被害遭ってる人が、この事実をちゃんと認識したら怖ないもん」

たむけん「実験して、ジョニーさんが思うとおりにならへんかった時に、もう、この商品、もう売れませんよ。いいですね?」

ジョニーさん「ええよ。もう、おかげでバカ売れかもしれへんしな」

たむけん「なんか知らんけど、腹立つなぁ、上から降ってきてほしいわ」

そして、ヒルが多い山へ移動。

そこは、ジョニーさんがヒルの調査をしている場所。

たむけん「ここから向こう、めちゃくちゃおるらしいです」

たむけん「今から、どういう実験をするかといいますと・・・」

依頼者は、ヒルが多い所に立ち、足元から首筋まで上がってくるのか検証。

ジョニーさんは、ヒルが落ちてきそうな場所に立つ。足元にはヒル除けスプレーを散布。

依頼者「うわ〜きた、もうきましたこれ、もう長靴付いてます。ここずっと歩いてきました、今」

たむけん「いやっ!これ?うわ〜!えっ?ちょっと待って、速っ!」

ジョニーさん「速いって言うたやん」

たむけん「めっちゃ速いやん!えっ?ヒルってこんなに速いの?」

そして、たむけんのフェイスシールドにもいつのまにかヒルが。

たむけん「これもヒルちゃう?なんでここにおんの?」

たむけん「これ、落ちてきたんちゃう?」

ジョニーさん「落ちてない、落ちてない。今年生まれたヒルやで、生後1カ月ぐらいちゃうん」

そして、いつの間にか、たむけんの首筋にも。

たむけん「ちょっと待って、ちょっと首筋チクっとしたけど、違う?」

たむけん「早よインサート撮って!カメラさん、早よインサート撮れ!」

本日、2匹目も。

たむけん「絶対おる!絶対おる!ジョニーさん、ジョニーさん、ジョニーさん、絶対吸うてる!」

ついには、依頼者の首にも。

依頼者「早よ取って!早よ取って!早よ取って!取って!取って!早よ取って!」

依頼者「もう、下からくること分かりました、早よ取って、もう、早よ」

たむけん「どうすんの?誰が間違ってたん?」

依頼者「僕が間違いでした。すみません」

再びスタジオ

たむけん「ジョニーさんの言うとおりに全部下からです。それも、ほんま、もののね、2〜3分ぐらいで上がってくるんです。ほんでめちゃくちゃ速いんで、」

松本局長「もしかしたら、ジョニーさん首吸われてたけど、黙ってただけかも」

他の探偵「ジョニー売るために?」

松本局長「『ジョニー』売るためならさ」

たむけん「そのとおりです。ジョニーさん、今量産体制に入って・・・」