子どもが最後まで苦しんだ夏休みの宿題といえば、「読書感想文」が多い。
そんな読書感想文に苦しんだ方々の体験談「あるある」がこちら。
・ひらがなを多くして文字数を増やす
・「、」「。」を多くする
・親に書いてもらう
・ネットの「読書感想文」をオマージュする
・映画化した本の映画を見て書く
など。
そんな中、夏休みの宿題に読書感想文は意味があるのか?という話もあった。
そもそも、読書感想文は、1950年前後くらいから始まったとされる。
戦後になって非常に自由な雰囲気が出るようになり、一般の書籍を使って教育をしていこうという動きになった。
明確に加速したのが、1955年に毎日新聞が読書感想文コンクールをやり始めた。
そのキッカケの1つは、1953年テレビの本放送が始まったことにより、子供の読書離れが問題視されたこと。
そして、今では夏休みの宿題の定番となっている読書感想文。
ところが、実際には、学習指導要領には、「読書感想文」という言葉は出てこないため、丁寧に書き方を教わらないケースも多く、それでいて宿題で出されている。だから子供たちは困ってしまう。
では、読書感想文はどのように書けばよいのか?
400字詰め原稿用紙1枚の場合、
【1】読む前の自分の体験・考え(3行)
【2】どうしてこの本を選んだか(2行)
【3】あらすじ(5行)
【4】一番いいと思ったところ(3行)
【5】どうしていいと思ったか(2行)
【6】これからどうしたいか(3行)
これらの 書きやすいのから書き、後からつなげる。
例:かけっこが得意 → 「走れメロス」を読む。
具体的な経験から書き始めると書きやすい。
以下は、大人がしがちなNG対応。
書いたかうるさく聞いたり、口を出して大人が望む方向に直させるなどは、やめた方がよい。