2019年に比べると、今年(2020年)は、海よりも河川での水難事故が多いという。
これには、新型コロナウイルスの影響で、海水浴場が開設せず、レジャープールも事前予約制になっているなどの理由もある。
水難学会会長の斎藤秀俊 さんによると、
今までプールに行っていた人たちが、プールと同じ感覚で川に行く。
川は流れがゆるやかなど、一見安全そうに見えるが、危険な事象があるので注意が必要。
とのこと。
さらに3つの「川の怖さ」があるという。
流される怖さ
川には海に発生する離岸流よりも速い流れがあるのが当たり前。
人は腰より上の水深で簡単に流される。
水は浅く見える怖さ
水底は屈折率による錯覚で浅く見える。
足元が崩落する怖さ
川の流れがゆるやかなところは砂質の斜面である場合が多い。
砂質の斜面は硬くない、そのため水からあがる際に足場が崩れて溺れることがある。