今月(2020年8月)5日、愛知県 一宮市が 市立保育園へ出したある通達。
それは、「園児のうがいを中止」という内容。
突然、園児のうがいを中止すると決定した。
役所の人によると、
園児たちがうがいをする様子を見た保護者の方や保育士から、うがいの飛沫ですね、飛び散るものを心配する声があって、それで中止というふうにしました。
とのこと。
一方、これに対して戸惑う保護者も・・・
うがいは感染防止のためにするものだと思っていました。飛び散ることを考えると仕方ないのでしょうか?
などの声。
すると、市は3日後、一転して方針転換、うがい再開。
園児たちのうがいを再開するにあたり、保育園が取り付けたのが、水しぶきが飛散するのを防ぐため、手洗い場を区切るようにシートを設置。
排水溝付近には、バツの目印。
園児たちが、ここに向かってうがいを吐き出すように指導しているという。
では、実際に、飛沫はどれくらい周りに飛ぶのか?
上を向いてガラガラうがいすると、前に約20cmくらい、左右には肩幅くらいまで しぶきが飛んだ。
30cm四方のアクリルケースに、うがいを吐き出すと、
水滴は、高さ30cmギリギリにまで到達し、さらに水滴はケースを越え、57cm先まで飛んだ。
かなり広い範囲で、飛沫が飛び散ることがわかった。
では、どうやってうがいをすればよいのか?
川村 昌嗣 先生 が、飛び散らない うがいの仕方を紹介していました。
コップに入れる水は、うがい1回分ほどの少量を入れるとよい。
次に、飛沫を防ぐため、コップで口を覆う。
首の角度を左右に2回傾け、歌うようにうがいする。
最後に、うがいした水は、そのままコップに戻してから、流す。
ちなみに、うがいには、いろいろな効果がある。