富士サファリパークでは、ゾウが泳ぐ姿が見れる。
実は、ゾウは野生のころから、エサを求めて泳いで川を渡る。
口が水中に浸かっていても、長い鼻をシュノーケルのように使い泳ぐことができる。
ゾウの長い鼻は、上唇の筋肉が進化したともいわれている。
しかし、ゾウは、もともと、鼻が長かったわけではない。
ゾウの祖先、約3700万年前にいたというメリテリウムの鼻は短い。
体重は、約200kg と、現在のゾウに比べて小さい。
このメリテリウムの化石は、海岸や川岸から見つかっている。
海岸線や大きな川に住んでいたことがわかる。
最初に海で鼻を使って息継ぎをしていて、のちに陸にあがると鼻で物を拾ったり器用に使えるようになったという話もある。