総理大臣はどんな時に辞められるのか?という話がありました。
さまざまな状況があるが、いくつかのパターンに分けられる。
・選挙で大敗してしまい責任を取る形で辞める
・汚職や疑惑、本人ではなくても、他の大臣たちの汚職やスキャンダルが次々に出たりして支持率が下がってくると、責任を取る形で辞める
・病気で辞める
過去に病気で辞めた総理はこちら。
太平さんは、選挙の最中に急死するということになった。
石橋湛山 さんは、総理大臣になってしばらくして病気になってしまい、総理大臣を辞めて、その後任になったのが、安倍晋三さんのおじいさんの岸信介さんだった。
病気というのは、どうしても特殊な例。
辞任の理由で 一番多いのは、国民の支持を得られなかったというもの。
日本の総理大臣は国民が直接選ぶことはできない。
でも、選挙で総理大臣の正当に票が入らなければ、その党が負けてしまえば、辞めざるを得ないということになる。
総理大臣は何年できるのか?
例えば、アメリカの大統領の任期は、1期4年、2期8年。
しかし、日本の総理大臣には、任期に決まりがない。
ただし、今は自民党が総理大臣になっているので、自民党のトップ、自民党の総裁には任期がある。
だから、自民党総裁の任期が終われば、総理大臣を辞めるという形になっている。
ほとんどの場合、一番、議席の多い政党のトップが総理大臣になる。
そのため、その党の党首の任期が、結果的に総理大臣の任期になる。
現在、自民党のトップである総裁の任期は、現在は1期3年で3期まで。以前はもっと短かったが、最長で9年ということになる。
そのため、安倍総理は来年(2021年)の9月まで、あと1年任期が残っていが、病気だから、その前に辞めることになった。
過去には、支持率は高かったが任期がきたから辞めた総理大臣もいた。
それが小泉総理。当時、仲の良かったアメリカのブッシュ大統領は、なぜ純一郎は支持率が高いのに辞めるのかと、仕組みが理解できなかったという。
平成以降から、2020年8月29日までの 総理大臣は、16人。
小泉 元総理を除いて、ほとんどの総理大臣が1年から2年で辞めている中、安倍総理の連続在職日数は、2804日。7年8か月も務めている。
これまでの歴代の中で見ると、本当に長いということがわかる。
ちなみに、2番目に長いのが、実は安倍総理の大叔父に当たる佐藤栄作 元総理で、2798日となる。
そして、この中で任期満了、つまり自民党総裁の任期満了だったのが、小泉純一郎 総理だけだった。
他の人は、いろいろな理由があって途中で辞めている。