有機野菜と無農薬野菜の違いは?という話:日本人の3割しか知らないこと【2020/09/03】

有機野菜と無農薬野菜はどう違うのでしょうか?

有機野菜

有機野菜(オーガニック野菜)は、日本の0.2%の畑でしか育てられない。

化学肥料不使用など基準を満たした野菜。

無農薬野菜

そもそも、「無農薬」という表現は、昔はよく目にしたけど、

今では、無農薬とうたって、販売するのは禁止されている。

なぜ、ダメになったのか?

それは、農薬が全く入ってないと言いきれないから。

さらに、土壌に農薬が残っていたり、他の畑から飛散してきたりする可能性もあるから。

他に、雨で流れてくることもある。

15年前(2005年)頃から、販売時の無農薬表示は禁止された。

そのため、テレビ放送などでも、言わないようにしているという。

家庭菜園

例えば、近所の人との会話で、

「うちで作った有機野菜をどうぞ」

「ありがとう」

というような話はよくありそうですが、

実は、自宅で化学肥料を使わず育てた野菜でも 「家庭菜園」では、有機野菜とは表示できない。

それはなぜか?

その理由は、農林水産省の認証が必要だから。

有機JASマーク

農林水産省に認められた証し「有機JASマーク」。

有機農業の条件は?

・遺伝子組み換え技術を利用しない

・農薬や化学肥料を使用しない

・農業生産に由来する環境への負荷を低減

など、

様々な条件をクリアして、初めて「有機」と呼べるという。

では、お店で売っている 有機のJASマークがない野菜は?

これはJASマークがないだけで、基本の育て方は有機野菜により近いと言える。

作り方は近くても有機食品ではないため、「自然食品」と呼ばれる。

お値段の違いは?

例えば、一般的なキャベツが200円だとすると、有機野菜だと400円くらいする。

有機野菜が貴重なのには、他にも理由がある。

それは、食べられる時期が決まっているから。

実は、有機野菜は旬の時期しか食べられない。

化学肥料や農薬を使わないため、旬以外では育ちにくいという。

ちなみに、JASマークのついた卵が販売されていることがあるが、野菜ではなく鶏で有機食品とは、どういうことなのか?

その理由は、その卵を産んだ鶏が食べて育った飼料が、有機玄米や有機大豆だったからということ。