ダンボールの底が抜けないテープの貼り方:ソレダメ!【2020/09/09】

書籍など、重い荷物を段ボールの中に詰めると、底が抜けてしまうなんてことがある。


段ボールの底が抜ける

そんな時は、段ボールの底のテープを「ある形状」で貼ることで、底が抜けなくなるという。

段ボールが頑丈になるテープの貼り方は、次の3つのうちどれか?

「工の字型」、「米字型」、「キの字型」

テープの貼り方

【さぁ、みんなで考えよう!】

考え中

正解はこちら!

実験してみる。

3つのタイプの段ボールに、2kgの重りを1個、2個、3個・・・と、入れて増やしていく。

2キロの重り

それぞれ、何個入れると底が抜けるのか?

複数の2キロの重り

「工の字型」は、8本(16kg)で抜けた。

工の字型

「米字型」は、17本(34kg)で抜けた。

米字型

しかし、「キの字型」は、40本(80kg)入れても、底が抜けなかった。

キの字型

なぜ、「キの字型」だと、底が抜けなかったのか?

ポイントは、負荷がかかる段ボールの底に「支える点がいくつあるか?」ということ。

段ボールの中の本

この場合の支える点とは、ガムテープが交差する部分。

それぞれ、底の支える点を数えると、

支える点

・「工の字型」は、ゼロ

・「米字型」は、いくつも重なっているが、点は1つ

・「キの字型」は、点が2つ

となる。

支える点が2つある「キの字型」は、段ボールの底にかかる負荷をうまく分散してくれるため、重い荷物を運ぶのに最適となる。

キの字型