書籍など、重い荷物を段ボールの中に詰めると、底が抜けてしまうなんてことがある。
そんな時は、段ボールの底のテープを「ある形状」で貼ることで、底が抜けなくなるという。
段ボールが頑丈になるテープの貼り方は、次の3つのうちどれか?
「工の字型」、「米字型」、「キの字型」
【さぁ、みんなで考えよう!】
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実験してみる。
3つのタイプの段ボールに、2kgの重りを1個、2個、3個・・・と、入れて増やしていく。
それぞれ、何個入れると底が抜けるのか?
「工の字型」は、8本(16kg)で抜けた。
「米字型」は、17本(34kg)で抜けた。
しかし、「キの字型」は、40本(80kg)入れても、底が抜けなかった。
なぜ、「キの字型」だと、底が抜けなかったのか?
ポイントは、負荷がかかる段ボールの底に「支える点がいくつあるか?」ということ。
この場合の支える点とは、ガムテープが交差する部分。
それぞれ、底の支える点を数えると、
・「工の字型」は、ゼロ
・「米字型」は、いくつも重なっているが、点は1つ
・「キの字型」は、点が2つ
となる。
支える点が2つある「キの字型」は、段ボールの底にかかる負荷をうまく分散してくれるため、重い荷物を運ぶのに最適となる。