あなたは繊細ですか?HSPの人が多いという話:とくダネ!【2020/09/17】

HSP」という言葉を知っていますか?

今、多くの日本人の間で、「HSP」の人が相次いで確認されていている。

HSPとは、英語の頭文字をとって、

H:ハイリー
S:センシティブ
P:パーソン

一言で言うと、「人一倍繊細な性格を持つ人」という意味。病名ではない。

人に対して繊細な部分と、音やニオイなどの感覚が敏感という部分、両方の特徴がある。

今や、4人に1人が該当するともいわれている。

1996年、アメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士によって存在が明かされた「HSP」。

そのメカニズムは、どのようなものなのか?

串崎真志 先生(関西大学 教授)によると、

HSPの人は、脳の中にある危険を察知する部位「扁桃体」の働きが活発なため、不安や恐怖に対してより強く反応する。繊細な性格が強いと周囲の顔色をうかがってしまって、自分のことをうまく伝えられなかったり、人の言動を必要以上に気にして傷つきやすかったり、場の雰囲気に敏感すぎて気持ちが不安定になったりします。

とのこと。

扁桃体

HSP 診断テスト

以下は、「HSP」のチェック項目リスト。

あたなは、いくつ当てはまりますか?

【1】一度にたくさんのことが起こっていると不快になる
【2】忙しい日々が続くと ベッドや暗くした部屋など プライバシーが得られ 刺激の少ない場所に逃げ込みたくなる
【3】明るい光や強いにおい ごわごわした布地 近くのサイレンの音などにゾッとしやすい
【4】短時間にしなければならないことが多いとオロオロする
【5】生活に変化があると混乱する
【6】大きな音や雑然とした光景のような強い刺激が煩わしい
【7】他人の気分に左右される
【8】大きな音で不快になる
【9】一度にたくさんのことを頼まれるとイライラする
【10】色々なことが自分の周りで起きていると不快な気分になる
【11】競争場面や見られていると 緊張や動揺のあまり いつもの力を発揮できなくなる

以上の項目のうち、

男性の場合、7個以上、
女性の場合、8個以上、

当てはまると、HSPの傾向が強い。

HSPの特徴

・環境に左右されやすい
・感情がアップダウンしがち
・人混みが苦手
・嫌いな人にすら自分のことを理解してほしくて ご機嫌を取ろうとしてしまう・・・
・大きな音にやたらビックリしてしまう
・アイディアの宝庫!

HSPに向いている職業

・芸術家
・教員
・医療関係者
・個人経営者