iPhoneのカレンダーに見に覚えのない予定が勝手に追加されるという事例が相次いでいる。
カレンダー機能とは、日常生活の予定を管理する機能のことで、個人のスケジュールのみならず、家族や仕事仲間など、複数人で予定を共有することができる。
都内に住む ある女性は、おととい(2020/10/31)、スマホを見ると、知らない予定がカレンダーに追加されていたという。
そして、1時間おきになる通知。
カレンダー画面を見てみると、アダルトサイトと思われるURLがあった。
今、このように、勝手に予定が追加されているという相談が相次いでいる。
なぜ、勝手に予定が追加されたのか?
この女性によると、
フリーのフォントを探していて、あるサイトにアクセスした瞬間に「カレンダーにアクセスを許可しますか」という通知がきた。
許可をするを押したら、「このiPhoneはハッカーに追加されています!」という通知が出た。
その後、知らない予定が入っていたという。
ITジャーナリストの三上洋さんによると、
今回の手口は大きく分けて2つあります。
1つ目はサイトなどをタップすることで、自分のiPhone端末にURLが送られてしまうケース。
2つ目は、自分以外に予定も見ることができる共有機能などを使い、外部からURLが勝手に送られてしまうケース。
共有機能の場合は、すでに自分のアドレスを知られている可能性もある。
カレンダースパムと呼んでいる。お金を盗み取ろう、もしくは情報を盗み取ろうという目的。Android端末を使用している人も注意が必要。Googleのメールに対して、スケジュールをそのままメールすると、それをスケジュールに自動登録するという機能がある。
とのこと。
被害に遭わないための対処法は?
カレンダー登録の画面が出たら、キャンセルボタンを押してください。設定部分で「アプリ内で通知」はだめで、「メールを受信」というタイプに変更する。設定を変更することで勝手に第三者がスケジュールを入れることは出来ない。
とのことだった。