眼内にコンタクトレンズを入れる!視力回復「ICL」の話:とくダネ【2020/11/27】

先日、歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんが、ICLの手術を受けたと、Twitterで報告していました。

先日ICLを受けました。目も悪いし乱視も酷くてずっとずっと悩んだけど手術を受けて次の日から両目が2.0に…!色鮮やかでなにより朝起きてすぐ見えて感動してる、、、あめちゃんもはっきり見える幸せ。時間が経てばまたカラコンも付けれるみたいで嬉しい〜♡やってよかった〜

ところで、「ICL」とは何なのか?

それは、眼球に挿入するコンタクトレンズのこと。

この手術が、北里大学病院で行われていました。

手術を受けるのは、34歳男性の佐藤さん。

視力は左が0.07、右が0.06。

眼内に入れるレンズがこちら。

よく見ると、丸ではなく、四角に近い形状です。

手術開始。点眼麻酔をして、角膜を約3mm切開する。

切開した部分から、レンズを目の中に挿入。

眼球の色がついている部分の「虹彩」と、ピントを合わせる役割をしている「水晶体」の間にレンズを入れる。

手術開始から10分で、片目の手術が完了。

そして、30分で両目の手術が完了した。

手術後の佐藤さんの視力を測ると、両目とも「1.0」。

そして、翌日には、両目とも「2.0」まで見えるようになっていた。

手術では、角膜にメスを入れるが、再生能力が高い組織なので、角膜の小さな傷は翌日にはなくなるという。

以下、ICLについて。

・手術時間は約30分で日帰り可
・手術当日は、70%の見え方で、翌日には90%〜100%になる
・手術費用は、平均で60万〜80万円
・老眼の対応はなし
・取り外す手術は可能
・世界各国で累計100万眼以上の手術歴があるが、失明に至ったケースはない
・白内障や眼圧上昇などの合併症を起こす可能性や、レンズ挿入による目への負担の可能性はある