新型コロナ対策で手を洗えば静電気でバチっとなりにくい!?という話:ZIP【2020/12/03】

乾燥する冬の季節に多い「静電気」。

ドアノブを触ったり、セーターを脱いだりする時に、「バチバチッ」となることがある。

そもそも、静電気とは何か?

プラスチック下敷きをこすった後、髪の毛に近づけて、逆立てた経験はないでしょうか。

なぜ、下敷きに髪の毛がくっつくのか?

物は何でもプラス・マイナス両方の電気を持っている。

擦れ合うエネルギーで電気が移動する。

静電気は、この電気の移動が引き起こす。

プラス・マイナスのバランスが崩れて、

下敷きにたまったマイナスの電気と、髪の毛のプラスが引き合う。

ドアノブに触った時にバチバチっとなるのは、電気を通しやすい金属に触ることで、一気に放電するため。

そのため、ドアノブを握る時に、指先の「点」で触ると、衝撃が大きい。

一方、手の「面」で握ると、衝撃が分散するので衝撃が分散するのでオススメです。

もう1つの静電気を防ぐ対策法としては、物に触る前に、別の物に触る

体に電気が溜まっていても、「」「」「コンクリート」のような静電気をゆっくり逃がす性質があるものを事前に触るとよい。

・鉄、アルミなど (電気を通しすぎる)
・ゴム、プラスチック(電気を通さなすぎる)
・木、紙、コンクリート(ほどよく電気を通す) ← コレ

なので、ドアノブを握って、扉を開ける前に、壁やドア自体を触るとよい。

一方、コロナ禍では、感染対策として、「手洗い」や「消毒」をする機会が増えているが、これも静電気対策として役に立つ。

水は電気を通すし、消毒液の入れ物はプラスチックだが周りに水分が付いているため、触ることで静電気が逃げていく。