東京にある電気通信大学の 根本研究室では、
触覚に関するバーチャルリアリティシステムを作っていた。
その中のひとつに、人間をリモートコントロールするものがあった。
こちらが使う装置。
チューブにつながった装置を足に装着し、機械本体を入れたカバンは首からつるしている。
この状態で、真っ直ぐ歩いてもらうように伝える。
しかし、アプリで操作されて、意図せず左右に動かされてしまった。
なぜ、このように人をコントロールできるのか?
皆さんは、「ハンガー反射」という現象をご存知だろうか。
ハンガー反射とは?
ハンガーを頭にはめると、こめかみに感じる痛みから無意識に逃れようとして、首が回る現象。
この「ハンガー反射」を膝に応用している。
例えば、右のボタンを押すと、2ヵ所の袋が膨らみ、ひざを刺激する。
楽になるように、無意識にひざは右を向き、力を抜くと右方向に歩いてしまう。
その様子がこちら。