封筒の中に、文字が書かれた紙が入っている。
封筒を開けずに、中の文字が読めるのか?
普通に透かして見ようとしても見えない。
ここで、黒い紙を使う。
この黒い紙を丸めて筒状にする。
これを封筒にピッタリつける。
それを上にかかげて覗き込むと、中の文字が見えた。
なぜ、筒を覗くと見えるのか?
筒がない状態でも、封筒の裏側から来る光は、文字が書かれた所と書かれてない所で、通過する光の量に少しだけ違いが生まれる。
しかし、表側に当たった光の反射がすごく明るいので、このような微妙な差は区別できなくなり、文字が読めない。
しかし、これを黒い筒で覆うと、表側からの光がなくなり、目に入るのは裏から透過して来る光だけになる。
なので、この2つの微妙な差が区別でき、文字が読めるようになる。