こちらの写真を見ると、女性の脚が日焼けをしたような赤色になっている。
くっきりと痕が残り、痛々しさが伝わる。
いったい何があったのか?
この女性によると、
「足元に紫外線ライトが置いてありまして、やけどをしてしまいました。」
とのこと。
新型コロナウイルス対策で、飲食店などが使用している「滅菌用の紫外線ライト」。
このライトを長時間、脚に浴びたという女性が、やけどの症状を訴えている。
被害に遭った女性は、モデルや女優として活動している「アリスムカイデ」さん。
アリスさん 「コロナ対策をしっかりしていそうなお店を選んでお伺いさせていただきました。」
アリスさんによると、被害にあったのは去年(2020年)の年末。
予約して訪れた都内の飲食店で。
「紫外線ライトを設置しているが、直接見ないでくれ」と、店員から説明を受けたという。
案内された席の足元には、紫外線ライトがあった。
アリスさん「一台脚元に置いてあって少し動かすと脚がぶつかってしまうような距離。」
アリスさんは、この席で2時間ほど飲食を行ったという。
その場では、特に違和感はなかったが、家に帰ると異変が。
アリスさん「赤みと痛みが増してきて、これ少しおかしいなと。」
今回の被害で、モデルの命である脚に傷が残り、仕事を1か月にわたり休むことに。
店側が使用していた紫外線ライト、これについて感染症に詳しい専門家は・・・、
専門家 「2時間は長いですね。人体に直接長時間当たることによって、皮膚障害が起きたんだと思います。」
紫外線ライトは病院の待合室などで使われ、物や場所を滅菌する効果が期待できるという。
新型コロナウイルスにも有効だというが、滅菌用の紫外線ライトを人体に直接当てることは、危険だという。
専門家 「できるだけ、紫外線に近づかない。皮膚に疾患がある方は特に注意を」