卒業ソングの定番、「仰げば尊し」。
この歌の歌詞に出てくる「思えばいととし」の「いととし」の意味は、
「いと=とても」、「疾し=早い」、という意味から、「年月が早く過ぎた」と言っている。
日本の曲だと思われがちな「仰げば尊し」、実は、原曲は、「Song for the Close of School」というアメリカの曲だった。
歌詞の内容は、卒業で友との別れを惜しむものとなっている。
仰げば尊しは、明治17年に文部省の唱歌集に掲載されて、そこから卒業ソングの定番になった。
実は、最近まで、作曲者が誰かわからなかった。
しかし、2011年、日本の大学教授などの研究により、アメリカの曲が原曲と判明した。