お酒のアルコールのグラム表記の話:おはよう朝日です【2021/04/02】

お酒のアルコール表示が変わりそうです。

お酒の缶や瓶の表記を見ると、アルコール度数が書いてある。

それが、今後、アルコールの量、グラム表記が追加されていくという。

つまり、ビールの中に、アルコールが何グラム入っているか?というもの。

実際に表記を始めている会社もある。

アサヒビールは、ホームページに商品名、アルコール分(%)と並んで、純アルコール量(g)を表記している。

しかし、なぜ、パーセントの表記だけではダメなのか?

実は、先週(2021/03/22の週)、政府が「アルコール健康障害対策推進基本計画」というものを閣議決定した。

簡単にいうと、「健康をもっと意識していこうよ!」というもの。

アルコールの摂取量を意識してもらうため、政府からメーカーに「グラム表記」を呼びかけている。

なぜ、グラム表記を呼びかけているのか?

実は、厚労省が生活習慣病を高める総アルコール量として、

1日平均、男性40g以上、女性20g以上 と目安として定めている。

こちらは、ひと缶あたりのアルコール量(g)の目安。

例えば、男性ならビール(350ml)を3本まで、ストロング系であれば女性には1本でも多いということになる。

しかし、人によってアルコールに強い弱いなどもあるので、一概に性別で分けるのはどうかという意見もあるので、

個人で調整して、飲みすぎないようにしましょう。