こちらの写真、トラックが道路に埋まっているように見える。
これは、急な下り坂に設置されている「緊急退避所」。
実は、大事故になるのを回避したためこうなった。
下り坂で何度もブレーキを踏むと、熱をもって利きづらくなる。
そうした時に、他の車を巻き込まないように、上り坂の専用レーンに自ら突っ込む。
この緊急退避所は、1956年のアメリカ・カルフォルニア州で建設されたのが始まり。
レーンには、深く砂利が敷き詰められていて、車が進入すると、砂利に沈み込んで、さらに上り坂の抵抗により減速させられる。
原始的に感じるかもしれないが、暴走した車を確実に止められる方法となっている。