「大気不安定」ってどういうこと?:めざまし8【2021/04/30】

天気予報などで、「大気の状態が不安定」という言葉をよく耳にする。

この「大気不安定」とはいったいどういうことなのか?

起き上がりこぼし」の説明がわかりやすいという。

起き上がりこぼしは、倒しても下が安定しているので、起き上がる。

天気も同じで、空気は、下の方が重い寒気、上の方が膨張して軽くなる暖気。

これが安定している状態で、何の問題もない。

ただ、ここに風が吹いてぶつかったりすると、これが混ざってひっくり返ったりする。

冷たい空気が上に上がってくると、グラグラ揺れる。

この状態を大気が不安定という。

冷たい空気が上がると、上昇気流ができるので、空気が冷やされて積乱雲が発生する。

なので、急な雷雨などが起こりやすい。

寒気と暖気が逆の状態になっていると、起き上がりこぼしのように、元に戻そうとする。

そこで、雨を降らせて、冷たい空気を下に引きずり下ろす。