この40年で、J-POPで大きく変わったことがありました。
それは、「前奏の長さ」。
40年前(1981年)のヒット曲の前奏が平均19秒に対して、
去年(2020年)のヒット曲では、平均11秒と約半分になっている。
この8秒の差は、かなり大きい。
昭和の代表曲のほとんどが前奏で盛り上げてから歌に入る。
昭和の時代では、前奏の間の司会のナレーションがあったり、
テレビでは、歌の準備やイントロで踊っているのを見たりと、視覚的に楽しめたり、
前奏のクオリティーが高い曲が多い。
一方、最近の曲は、ボーカルパート、歌がすぐ入る編成が増えている。
なぜ、イントロが短くなったのか?
定額料金で聴く音楽サブスクや、TikTokの15秒動画などの場合、一瞬で聴いている人の心を掴まなきゃいけない。
そんな時に、イントロが長いと飛ばされてすぐに次に行ってしまう。
そのため、すぐに声が入ってきて、印象的なものが流行っている。
例えば、YOASOBI の「夜を駆ける」という曲は、イントロがほぼない。