今と昔では前奏の長さが違う!?という話:世界一受けたい授業【2021/05/08】

この40年で、J-POPで大きく変わったことがありました。

それは、「前奏の長さ」。

40年前(1981年)のヒット曲の前奏が平均19秒に対して、

去年(2020年)のヒット曲では、平均11秒と約半分になっている。

この8秒の差は、かなり大きい。

昭和の代表曲のほとんどが前奏で盛り上げてから歌に入る。

昭和の時代では、前奏の間の司会のナレーションがあったり、

テレビでは、歌の準備やイントロで踊っているのを見たりと、視覚的に楽しめたり、

前奏のクオリティーが高い曲が多い。

一方、最近の曲は、ボーカルパート、歌がすぐ入る編成が増えている。

なぜ、イントロが短くなったのか?

定額料金で聴く音楽サブスクや、TikTokの15秒動画などの場合、一瞬で聴いている人の心を掴まなきゃいけない。

そんな時に、イントロが長いと飛ばされてすぐに次に行ってしまう。

そのため、すぐに声が入ってきて、印象的なものが流行っている。

例えば、YOASOBI の「夜を駆ける」という曲は、イントロがほぼない。

夜に駆ける

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  • YOASOBI
  • J-Pop
  • ¥255