蓄光シートに熱を与えると光りやすい?という話:2355【2021/05/28】

黒板消しの近くにある「この紙」。


部屋の明かりを消すと光った。

これは、「蓄光シート」といって、目覚まし時計の針に付いているのと同じもの。

明るいうちに光を蓄えて、暗くなるとぼんやり光る。

ここでクイズです。

以下の3つ(スマホ・アイロン・お茶)の中で、蓄光シートを、より強く光らせることができるものがある。

それは、どれでしょうか?

【さぁ、みんなで考えよう!】

考え中

正解はこちら!

まず、スマホのライトを当ててみる。

すると、ライトを当てた所だけ、光を吸収した分、光っている。

では、スマホが正解かと思いきや、

実は、残りの2つでも光らせることができる。

温めたアイロンを当ててみると、

こちらも当てた所が光っている。

なぜ、アイロンで光るのか?

そもそも、蓄光シートは、光をエネルギーに変換して、内部に蓄える。

そのエネルギーは、ゆっくり光として放出される。

なので、暗くなっても光って見える。

しかし、温度が高くなると、光への変換速度が上がる。

なので、アイロンを当てると、その熱で、一気に変換が進み、強く光る。

入れたての熱いお茶を蓄光シートに乗せても、

その触れた部分が強く光る。