私たちが食べることもある「ウニ」。
ウニといえば、トゲが大きな特徴。
このトゲ、身を守るだけでなく、移動手段としても使われる。
ウニはどうやって移動しているのか?
水中を移動する時は、トゲだけでなく、ある特殊な器官を使って移動する。
その器官とは、「管足(かんそく)」。トゲよりも細い。
管足の先端は、タコの吸盤のようなもの。
管足は、水圧と筋肉の働きによって伸縮する。
管足を使って、移動や岩などに吸着し、体を固定する。
ウニはどうやって食事をしているのか?
こちらは、ウニの口の部分。
ウニの口は体の下側についている。
歯は5本。古代ギリシャ製の提灯の形に似ていることから、通称、「アリストテレスの提灯」と呼ばれている。
紀元前4世紀に、アリストテレスがウニを解剖して食べていて、「動物誌」にウニの口について記載している。
実際の食事シーンがこちら。
ウニの体の中はどんな形をしているのか?
ウニは、「棘皮(きょくひ)動物」という種類。
大きな特徴として、成体は「五放射相称(五角形)」になる。
つまり星型。
普段ウニのどこを食べている?
ウニはお寿司としても食べられるが、いったいどの部分を食べているのか?
実は、「生殖巣(精巣や卵巣)」。精子や卵子を作っている所。
私たちが食べる頃には、だいぶ色がついてきて、「赤褐色」が卵巣、「黄褐色」が精巣と見分けられる。