まほうびんで有名な「象印」。
なぜ、シンボルマークが「ゾウ」なのか?
まほうびんが日本に初めて入ってきたのは、1907年にドイツから。
その約10年後、1918年に、象印の前身となる「市川兄弟商会」が創業された。
当時は、職人が一本ずつ手吹きを吹いて製造していたため、高価で国内ではあまり売れなかった。
価格は、現在の価値で、まほうびん1本約40万円で、海外への輸出がメインだった。
当時、まほうびんの輸出先として多くの割合を占めていたのが、東南アジア。
そこで、現地のウケがいいようにと、神聖視されていたゾウを1923年シンボルマークに選んだ。
そして、1961年に、マークに合わせて、「象印マホービン株式会社」に改称した。
その際に、「寿命が長い」「家族愛が強い」というゾウのイメージが社名にマッチした。
ちなみに、象印のマスコットキャラクターは、「ぞうさん」。