実家が愛知県という千葉県に住んで3年目の夫婦がいた。
夫婦にはある悩みがあった。
千葉に引っ越して来てから、シャンプーの泡立ちが悪いという。
一方、実家の愛知に帰ると、泡立ちはスゴイという。
この悩みを、水質研究家 の 上関久美子さんに相談していた。
結論からいうと、使っている水道の水質が違うから。
どういうことかというと、愛知県が日本有数の軟水地域。
ところが、千葉県は日本で第2位の硬水地域。
硬水と軟水の違いは?
カルシウム・マグネシウムが多く含まれているのが「硬水」。
少ないのが「軟水」。
日本だと利根川水系が、長い川を下りながら、カルシウムが増えて、1番下流の千葉に行くと、硬度が高くなる。
では、硬水と軟水で、シャンプーの泡立ちの違いは、どのくらい出るのか?
硬度が高い程、泡立ちにくく、泡立てる石鹸の量を増やす必要がある。
さらに、電気ポット、加湿器など、水を加熱する装置に白い結晶が付く。
お風呂場とか新築の家で、キレイな鏡だったのが、いつの間にか曇る。
そういったことが、硬水のカルシウムで起こる現象。
もし、硬水を軟水に近づけたい場合、硬度を取り除く「軟水装置」を付け、水を通過させる事で、軟水にできる。
装置の値段は安くても数万円。大型だと数十万円。
インターネットで検索すると、いくつかのメーカーが出てくる。
実際に使ってみると、硬水と違って、頭をシャカシャカした瞬間に、泡立ちと手触りの違いがわかるという。
手の感触としては、すごく滑らか、泡立ち後はもっと滑らか。
いつもオイルを塗っていた奥さんも、何もせずに髪の毛がサラサラになったという。
ちなみに、47都道府県の水質で、硬度の高い順から並べるとご覧の通り。