引っ越したらシャンプーの泡立ちが悪くなった!という話:月曜から夜ふかし【2021/07/19】

実家が愛知県という千葉県に住んで3年目の夫婦がいた。

夫婦にはある悩みがあった。

千葉に引っ越して来てから、シャンプーの泡立ちが悪いという。

一方、実家の愛知に帰ると、泡立ちはスゴイという。

この悩みを、水質研究家 の 上関久美子さんに相談していた。

結論からいうと、使っている水道の水質が違うから。

どういうことかというと、愛知県が日本有数の軟水地域

ところが、千葉県は日本で第2位の硬水地域

硬水と軟水の違いは?

カルシウム・マグネシウムが多く含まれているのが「硬水」。

少ないのが「軟水」。

日本だと利根川水系が、長い川を下りながら、カルシウムが増えて、1番下流の千葉に行くと、硬度が高くなる。

では、硬水と軟水で、シャンプーの泡立ちの違いは、どのくらい出るのか?

硬度が高い程、泡立ちにくく、泡立てる石鹸の量を増やす必要がある。

さらに、電気ポット、加湿器など、水を加熱する装置に白い結晶が付く。

お風呂場とか新築の家で、キレイな鏡だったのが、いつの間にか曇る。

そういったことが、硬水のカルシウムで起こる現象。

もし、硬水を軟水に近づけたい場合、硬度を取り除く「軟水装置」を付け、水を通過させる事で、軟水にできる。

装置の値段は安くても数万円。大型だと数十万円。

インターネットで検索すると、いくつかのメーカーが出てくる。

実際に使ってみると、硬水と違って、頭をシャカシャカした瞬間に、泡立ちと手触りの違いがわかるという。

手の感触としては、すごく滑らか、泡立ち後はもっと滑らか。

いつもオイルを塗っていた奥さんも、何もせずに髪の毛がサラサラになったという。

ちなみに、47都道府県の水質で、硬度の高い順から並べるとご覧の通り。