東京五輪の柔道女子70kg級で、金メダルをとった 新井千鶴 選手。
彼女が準決勝で決めた技が、「送り襟絞め(おくりえりじめ)」。
この技の恐ろしさを、 バルセロナ五輪 柔道女子で銀メダルをとった、
溝口紀子さん(スポーツ社会学者)が、人形を使って解説していました。
襟に手がかかった瞬間に、相手が半落ちしてしまうくらい危険な技。
頸動脈(けいどうみゃく)を圧迫する。
これが、下手な人がすると、喉仏に当たってしまう。
これだと、痛いだけで、絞めの効果が全然ない。
一度襟を開いて、
親指を入れ、手のくるぶしを頸動脈に当てて、絞める。
これを瞬時にする。
この時点で、かけられた相手は半落ちする。
さらに、後ろから、相手の頭を押して、
自分の体重を乗せる。
とても、危険な技。