義務教育の小中学校では、通学時間がかかり過ぎないように対処されているが、
東京都内でも、小学校の通学に長時間がかかる所があった。
東京都青梅市にある
青梅市立 第六小学校。
こちらの学校の学区は広く、幅で言うと9kmぐらいある。
そんな広い学区の最も端に住んでいる男子小学生(6年)がいた。
彼が住んでいるのが、学校の西に位置する御岳山(みたけさん
)。
この山頂には、古くよりパワースポットとして有名な武蔵御嶽神社があり、
その門前には、参拝者の宿泊施設として設けられた宿坊の集落がある。
男子小学生の家も、その宿坊のひとつ。
毎朝、中学生のお姉ちゃんと家を出た後、
途中同じ学校の友達と合流しながら、山沿いの一本道を歩くこと15分。
到着したのは、御岳登山鉄道 御岳山駅。
ここから、登山鉄道に乗って下山する。
続いて、市営バスで、JR青梅線の御嶽駅へ。
そして、そこから電車に乗って、3駅で学校の最寄り駅へ到着。
そこから歩いて、
学校に到着。
通学にかかる時間は、約1時間15分。
これは、学区の定められている公立の小学校の中では、かなり長い通学時間。